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宮木あや子bot@miyagisama_bot

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非公式ファンbot。宮木あや子先生の小説が好きなbot製作者の自己満足botです。製作者が小説を買う度に呟きは増えると思います。※アイコン、ヘッダーともにhadashi様よりの借り物となります。【開始2015.02/05】まだまだ呟き増やして居ります段階です、日々増えます。

太陽の庭 

ガタガタと戸を揺する風

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2017年10月09日(月)

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宮木あや子bot @miyagisama_bot

ねえ、悪い夢だよこれは。
ガタガタと戸を揺する風。
ガクガクと肩を揺り動かす手。
突き上げられて痛みすら感じないあたしの入れ物。
【花宵道中】

15:22:53
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

自分がいなくなっても代わりは幾らでもおろう。昨晩見世に出る前に泣きながら思ったことを思い出す。否、代わりはおらぬ。
【花宵道中】

14:22:47
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

生きてゆくことに執着もないけれど、死ぬことに対する恐怖は後悔してもしきれないほど存在した。どうせ死ぬのなら、最初から生まれてくるのではなかった。
【太陽の庭】

12:22:49
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

「ねえ、都子」
私は問う。
「なあに」
「私と、仲良くお話したわよね」
「ええ」
「美味しいお茶も、私のために淹れてくれたわよね」
「ええ」
「あのときのあなたは、本物?」
「……ええ」
それならば、何も問題はない。私は目を閉じた。
【太陽の庭】

10:22:47
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

冷たい毛布にくるまり、美弥子の足音のような鼓動を耳の傍で聞きながら私は、何もかもが沖へ流されて、まっさらな光へなるときを待った。
【太陽の庭】

09:22:51
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

私は鞠絵が一口だけ唇をつけた苺のカクテルのグラスに口紅のあとを見付け、それを指先で拭い取って舌で舐った。薔薇の匂いがした。
【太陽の庭】

08:22:47
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

「嬉しいかい、」
「なんで」
「飴玉貰った子供みてえな顔してるから」
【花宵道中】

07:22:53
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

枯れた花びらに埋もれるようにして、君が与えられた命をひっそりと終わらせたとき、私は泣かなかった。
【官能と少女】

06:22:46
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

「何で泣いてたのか知らないけど、生きてゆくのは、諦めちまえばそんなに辛くないよ」
【花宵道中】

05:22:47
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

ねえ、私は子供じゃないの。子供のふりをしたかっただけの二十歳過ぎた大人なの。人間だから、成長もするの。セーラー服の私が好きだったのなら、その時だけの思い出にしておけば良かったのに、どうして大人になると判っている私を、優しい普通の男のふりをして口説いたの。
【官能と少女】

04:22:46
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

「このとんぼ、もともとは蟻地獄なんだよ」
平左に似た男は指先で蜉蝣の羽を抓み、言った。良い声だ。一夜で死にゆく薄羽蜉蝣。まあ怖い。笑いながら茜は言い、男の手を引いて座敷の襖を開けた。
【花宵道中】

03:23:17
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

ひとりきりでは、迷子になることもできなかった。
【官能と少女】

02:22:45
miyagisama_bot

宮木あや子bot @miyagisama_bot

……ふたつの海は、あまりにも違う。
【官能と少女】

01:22:47
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

「おまえは私を一度裏切ったね。だからね、もう二度と、私を裏切らないでおくれ」
【太陽の庭】

00:22:47

2017年10月08日(日)

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宮木あや子bot @miyagisama_bot

ずぶりと音を立てて、肉棒が霧里の足の間に突き刺さった。噛み締めた下唇から血が流れ、霧里は弟の頬から飛散した血飛沫の味を思い出す。塩辛かった。突き刺さったのは足の間だけではない。
【花宵道中】

23:22:48
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

あたしの肌には花が咲くの。男に抱かれた時にだけ赤い綺麗な花が咲くの。あんたの染める絹の花とどっちがより綺麗だろうね。
【花宵道中】

22:22:48
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

道のないその地には花も咲かない。
【花宵道中】

20:22:47
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

「嬉しいかい、」
「なんで」
「飴玉貰った子供みてえな顔してるから」
【花宵道中】

18:22:49
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

窓辺で溶けて崩れる赤い金魚を指に掬えば甘い糸を引く。姉ちゃんと一緒に江戸へ行くか。その問いに弟は否と返事をした。付いてくるだろうと思っていた。付いてきてほしかった。
【花宵道中】

17:22:50
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

もし死んでいたのが私だったら、きっと走馬灯が回り、私は枯れた花びらの中に消えていった君のために泣いたかもしれない。ぼんやりと光りめぐる幻影の中、君を失ってしまった自分のために泣いたかもしれない。
【官能と少女】

16:22:49
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

中指、中指、なかゆび。黒川様の、なかゆび。
【官能と少女】

15:22:52
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

自分がいなくなっても代わりは幾らでもおろう。昨晩見世に出る前に泣きながら思ったことを思い出す。否、代わりはおらぬ。
【花宵道中】

14:22:47
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

どうせなら、顔も声も手のひらの感触も憶えられないうちに、捨ててくれれば良かったのに。そうすれば、いつか帰ってきてくれるなんて望みのない期待をしなくて済んだのに。
【官能と少女】

13:22:50
miyagisama_bot

宮木あや子bot @miyagisama_bot

なんだか色々なところから錆が入ってきて、いずれ元々それが何だったのかも判らなくなってしまうかもしれない。いや、もう判らなくなってしまっているかもしれない、ふたりとも。
【官能と少女】

11:22:51
miyagisama_bot

宮木あや子bot @miyagisama_bot

「目を瞑って、愛しい人を胸に思って、他の男に抱かれるんだ」
【花宵道中】

10:22:47
miyagisama_bot

宮木あや子bot @miyagisama_bot

私は風呂に入るたび、臍の穴を見つめたのだった。小さな暗い洞の向こうには、何か得体の知れないものが蠢いているような気がした。
【春狂い】

09:22:51
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

海は宇宙に似ている。少女は海の底で眠っている。永遠の光よと詠った少女は光の届かない濃藍の水の中で、世界が滅びるのを待っている。
【春狂い】

08:22:47
miyagisama_bot

宮木あや子bot @miyagisama_bot

縋ってしまうから、優しくしないで。
どこかへ行ってしまうのなら、痕を残さないで。
お願いだから、もうこれ以上好きにさせないで。
【花宵道中】

07:23:03
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

ずぶりと音を立てて、肉棒が霧里の足の間に突き刺さった。噛み締めた下唇から血が流れ、霧里は弟の頬から飛散した血飛沫の味を思い出す。塩辛かった。突き刺さったのは足の間だけではない。
【花宵道中】

05:22:46
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

私は鞠絵が一口だけ唇をつけた苺のカクテルのグラスに口紅のあとを見付け、それを指先で拭い取って舌で舐った。薔薇の匂いがした。
【太陽の庭】

04:22:46
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

「おまえは私を一度裏切ったね。だからね、もう二度と、私を裏切らないでおくれ」
【太陽の庭】

03:24:28
miyagisama_bot

宮木あや子bot @miyagisama_bot

人には百八つの煩悩があるから、それを清めるために百八つの鐘を撞くのだという。百八つしかないわけないじゃないか、と八津は思う。男の煩悩がお開帳だけじゃないとしたら、千八つくらいあってもおかしくない。吉原の遊女に煩悩はいくつあるのだろう。逆に百八つもないんじゃないか。
【花宵道中】

02:22:45
miyagisama_bot

宮木あや子bot @miyagisama_bot

私が私であることを誰が証明できる?
【官能と少女】

01:22:47
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

反物商が持ってきた色とりどりの友禅を畳いっぱいに広げ、部屋に花畑を作る。真新しい真っ赤な牡丹を眺め、霧里はその花を踏みにじりたくなった。
【花宵道中】

00:22:46

2017年10月07日(土)

miyagisama_bot

宮木あや子bot @miyagisama_bot

好いた男に帯を解かれたかったろう。八津も初見世を前に、好いた男なんかいないにも拘わらず、そう思ったことを憶えている。好いた男に髪を乱されたかったろう。好いた男にくちづけられたかったろう。可哀相だけれど、売られた娘にそれを選ぶ自由はない。
【花宵道中】

22:22:49
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

自分がいなくなっても代わりは幾らでもおろう。昨晩見世に出る前に泣きながら思ったことを思い出す。否、代わりはおらぬ。
【花宵道中】

21:22:54
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

寝てないよ、話したこともないよ、でも好きなんだ、他の男じゃ嫌なんだ。
【花宵道中】

20:22:47
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

緑の身体に自分の身体をどれほど強く打ち付けようとも、溢れ出る体液が交じり合いどれほど足の間を濡らそうとも、その身体は三津の子を孕まない。孕んでくれれば良いのに、と思う。三津が生きてきた証として緑から三津の何かが生まれれば良いのに。
【花宵道中】

19:22:51
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

お互いに求め合い、愛という絆の上で裸になり、身体を弄られたんだ。
【官能と少女】

18:22:48
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

私は生身の人間よりも、洋服や宝石に恋をします。
エンジェルガーデンの服、特に今日、黒川様が半ば返品みたいな形で私にくださったような、喉から手が出るほどほしかった服と好きな男の子を並べて、選ばなかった方を蛇の谷へ突き落すと言われても、迷わず服を選ぶでしょう。
【官能と少女】

17:22:49
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

うちのこと、嫌いなん。
涙の膜の向こうには、恐ろしいほど深く暗い闇。そしてその闇の向こうには静かに燃え上がる青白い炎。懐かしい、と東雲は思った。
【花宵道中】

16:22:47
miyagisama_bot

宮木あや子bot @miyagisama_bot

――そうだね。でもね、生まれた日も生まれた場所も、大人になったらそんなに重要なことじゃないんだ。
【官能と少女】

15:22:53
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

道のないその地には花も咲かない。
【花宵道中】

14:22:47
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宮木あや子bot @miyagisama_bot

「生まれ変わったら、何になりたい、」
霧里は尋ねた。そうだねえ、と菊由は暫くののち、答えた。
「もう、女郎だけはごめんだね」
【花宵道中】

13:22:50
miyagisama_bot

宮木あや子bot @miyagisama_bot

泣くがいい。涙が涸れるまで泣くがいい。
おはぐろどぶに全部流したら心も涸れて楽になる。
【花宵道中】

12:22:49
miyagisama_bot

宮木あや子bot @miyagisama_bot

縋ってしまうから、優しくしないで。
どこかへ行ってしまうのなら、痕を残さないで。
お願いだから、もうこれ以上好きにさせないで。
【花宵道中】

11:22:51
miyagisama_bot

宮木あや子bot @miyagisama_bot

嗚呼でも、もし縋っても良いのなら、もし何処へも行かないというのなら、ずっと忘れることができないほど、片時も離れることができないほど強く深く抱いて。
【花宵道中】

09:22:50
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